- ラルフ流 キャッチアップ法・技術書の読み方
ラルフ流 キャッチアップ法・技術書の読み方
この記事に登場するメンター
本記事では、実際に現役のエンジニアが普段どのように技術を勉強しているかを大公開。
今回は、RailmapでAndroidの学び方を教えてくれたラルフさんが普段どのように技術を勉強しているかをお伝えします。
ラルフさんのキャッチアップ法
ラルフさんが学習を進める上で大事にしていることは、「技術自体を学ぶ」という視点ではなく「つくりたいものを、読みやすいコードで実装するには?」という観点で技術をキャッチアップすることです。
そういった背景もあり技術書・参考書は、普段はあまり読まないということですが、買う場合にこだわっていることがありました。
「基本的に、書籍を買うときは、紙で買うようにしてます」
その理由は、3点。
1. (ラルフさん的に)電子書籍よりも頭に情報として入ってきやすく感じる
2. パラパラとめくって全体を見たり、簡単に少し前に戻ったりすることができる
3. ディスプレイはやはり目が疲れやすいのが難点...
みなさんはどうですか?
ここから先では、ラルフさんに以下の観点で実体験をもとにした勉強法をお伺いしました。
- 今まで一度も触れたことがない言語で実装をすることになった時のキャッチアップ法
- Kotlinで今までやったことない実装をすることになった時のキャッチアップ法
- ここ最近でラルフさんが新しい技術を扱い始めるときに実践すていること
今まで一度も触れたことがない言語で実装をすることになった時のキャッチアップ法
過去にラルフさんがインターンとして、未経験のObjective-Cでプロダクトを実装した時のことを例に挙げて説明していただきました。Javaでのモバイル開発の経験を応用する形で未経験の言語で実装をする具体的なキャッチアップ方法となっています。
まずは、今まで自分が経験したことのある技術の応用ができる部分を必死に見つけ出すところからスタートします。
「Javaだったらこう書きたいな」というイメージをし、Objective-Cのコードの雰囲気や、すでに書かれてる前後のコードを見ます。そして、Javaでイメージした実装を実現するために次の”Kotlinで今までやったことない実装をすることになった時のキャッチアップ方法”で話す方法で情報を集め、実装を進めてエラーをみながらキャッチアップをしていきました。
最終的に、自分の中で「この書き方は○○だから××のように動く」というのを説明できるようになったら一段階ステップアップしたなと感じられます。
by ラルフさん
Kotlinで今までやったことない実装をすることになった時のキャッチアップ法
ラルフさんが実際に、Kotlinを使って初めて実装する機能が出てきた場合を想像して説明していただいています。こちらも前の章と同様、実践的なキャッチアップ方法ですので、「業務で初めての機能を実装する方」や、「ひと通り知識がついて個人開発の中で初めての機能実装をする方」は参考にしてみてください。
特定のサイトを見て調べるということはしておらず、自分が解決したい問題や想定できる実装方法などをベースに検索したweb記事の情報を見ています。
その情報の信頼性の判断については、自分で判断していますが、判断軸としては”オリジナリティを感じる内容になっているかどうか?”です。
オリジナリティを感じるというのは、例えば、「どこか別の記事などでこの内容を見たことがあるな〜」という転載の可能性がある内容ではなく、その記事の書き手が自分で実際にコードを書いて試したサンプルコードを提示し、結果、特定の問題が解決された、されなかったという体験談ベースの記事などがそれにあたります。
新しい技術をキャッチアップするときに実践していること
今まで過去の経験をもとにしたキャッチアップの方法をご紹介してきましたが、この書ではここ最近でラルフさんがここ最近で新しい技術を扱うとなったときに実践している生の勉強法を大公開!
新しい技術をキャッチアップするときには、以下の2つのシチュエーションがあります。
- 今すぐ必要ではないが知識として頭の片隅にストックする
- すぐに使いたい情報を検索する
ですが、どちらの場合でも、自分が信頼している人、またはアカウントが紹介しているwebサイトの記事や、その記事が載っているサイトの別の記事を中心にチェックして吸収します。
すぐに使いたい場合には、100%完璧に自分の解決したい問題を解決できる外部資料を見つけることは困難です。そのため、検索した情報を組み合わせて実行することもあります。
大事なのは、情報を集めることではなく、得た情報や普段から集めた情報、そして自分の培ってきた経験を組み合わせて実装する力です。自分の集めた知識や知見を自分の頭で考えながら、トライ&エラーを繰り返すことで、技術を自分のものにしていけると良いと思います。
関連記事から、ラルフさん流Android Kotlinの学習ロードマップや、他のエンジニアのキャッチアップ法をご覧いただけます。
ぜひ色々な記事を見ながら、プログラミングを楽しむヒントとして活用してくださいね!