- 挫折した過去の自分へ。thincellerさんが実践するスキルアップの秘訣
挫折した過去の自分へ。thincellerさんが実践するスキルアップの秘訣
この記事に登場するメンター
今回は、TechTrainメンターのthincellerさんにインタビューさせていただき、独学時代を振り返ってのお話やプログラミングへのモチベーションを伺いました。
それでは、インタビューお願いします!
-ご経歴を教えてください!
京都大学経済学部に在籍中、約1年半ほど京都のスタートアップ企業でインターンシップに参加していました。中退し、新卒で株式会社マネーフォワードに入社後、約4年間BtoB横断組織でバックエンドとフロントエンドの開発に携わりました。現在は、グループ会社のスマートキャンプ株式会社にてSaaS比較サイトであるBOXILの開発をしています。
-プログラミングを始めたきっかけは何ですか?
プログラミングとの出会いは、学部1年生の教養科目の中のひとつでC言語を使う情報系の講義を受けたことでした。
京都大学には自分よりも優秀な人ばかりで、劣等感を抱きながら過ごしていましたが、その講義を通して「周りの人よりプログラミングできる!」という気づきがありました。それを感じたのは、3週という限られた時間の中ではボリュームがある課題に取り組んだ時です。課題の中で、書いたとおりにプログラムが動くことが非常に楽しく、自分は熱中して取り組むことができ、意図通り動いたコードが組み合わさって作れたことで成功体験を積むことが出来たと思います。
エンジニアになって6年になりますが、新しい言語やフレームワークを学んだり導入する際に思い通りに動く嬉しさや感動を今も体験しているので、昔も今も変わらないなと感じます。
-その後、どのようにプログラミングを学んでいきましたか?
C言語の授業でプログラミングに出会ってから、独学で学習に取り組んだことがありましたが、思うように進まず挫折した経験があります。それも、1度だけではなく、2~3回ほど。
その時になぜ挫折したのかを今になって振り返ってみると、自分が作りたいものを作るのではなく、誰かが作りたいものを作る方がプログラミング学習のモチベーションが圧倒的にあったのだと思います。そのため、独学で開発を進めていたときは最後までアウトプットしきれませんでした。
しばらくプログラミングを本格的にすることはなかったのですが、就職活動の時期に将来を本気で考えたときに、C言語の授業で味わった楽しさを思い出し、「エンジニアになろうかな」と思うようになりました。
それから、改めてプログラミングを始め、スタートアップ企業でのインターンシップを通してさらなるスキルアップを目指しました。
インターンシップにて実務に入ると、個人開発をしていた時よりメキメキやる気が上がり、誰かの支えになっているという点にやりがいを感じました。作りたいものを作ることでやる気が出る方も多いですが、自分は誰かの”これやりたい”にモチベが上がるタイプで、仲間と一緒に作り上げることが好きなんだと気づくことができました。
最初のうちは分からないことだらけで大変でしたが、チームからタスクを割り振ってもらい、”今週はこれをやりきる”という明確なゴールを設定してもらえたのも継続できた理由のひとつでした。