「スキルがなければ、仕事すら回ってこない」そんな現実を突きつけられたのが、Jumpeiさんのエンジニア人生のはじまりでした。営業から未経験でエンジニアへ。試行錯誤を重ねた今では、AI時代の開発現場でチームを導く存在となっています。そんなJumpeiさんが大切にしているのは「問い、考え、動く力」。
与えられるのを待たず、自らの手で成長のきっかけを掴み取ってきた軌跡と、独自の仕事観に迫ります。
今の自分と、求められるスキルのギャップがエンジニアとしての成長のバネに
大学のときは、エンジニアとはまったく無縁の学生生活を送っていました。そんな自分がITの世界に飛び込んだのは、「これからは、どんな業種にもITが必要だ」という直感からでした。入社後、最初に任されたのは、なぜか営業。正直戸惑いました。でも、現場での社長やお客様とのやりとりを通じて、エンジニアには想像以上のスキルや責任が求められることを実感し、厳しい現実を肌で感じることができました。
その後、希望通りエンジニア職に転向はできたものの、スキル不足で任される仕事も少なく、なかなか経験が積めない日々が続きました。振り返れば、「スキルがなければ仕事は回ってこない」という現実を突きつけられたあの悔しさが、自分を変えるきっかけになった気がします。そこで、さらに自分を磨くため、転職を決意しました。
指示を待っていた自分から、考えて動く自分への変化
転職してから僕を待っていたのは「誰もやることを決めてくれない」環境でした。最初は何をすればいいのか分からず戸惑いましたが、その分、自分で考えて動く力が自然と鍛えられていったように思います。仕様書通り進めるのではなく、「なんでこれをやるんだっけ?」と問いながら取り組むようになってから、実装がただの作業ではなく、誰かの役に立つ仕事へと変わっていきました。
きっかけは、何気ない会話から提案した社内ツールの改善でした。実装後、あるメンバーから「毎日この作業に30分かかってたけど、今日は2秒で終わった!マジでありがと!!!」という言葉をもらって、「自分の仕事ってこんなに誰かの役に立てるんだ」と実感したんです。想定以上の反応が本当に嬉しくて、「次は何ができるかな?」と自然に考えるようになり、「みんなが喜ぶ、開発で解決できる課題はないかな?」と自分から探すようになっていました。こうした小さな成功体験がいくつも積み重なって、指示を待つのではなく、自分から動くことが当たり前になっていきました。この受け身から自律への変化が、自分の働き方を根本から変えてくれました。
活躍する人が当たり前にやっている「価値」を考えるということ
ベンチャーでは、エンジニアも意思決定に関わる場面が多く、「こうしたら良くなるかも」「この方法もある」と自ら考え、提案し、早いサイクルで実行できる人が重宝されます。つまり、「価値を出す」という意識をもって動ける人が、信頼され活躍できるのだと思います。そんな環境下で複数のチームメンバーと仕事をしていて気がついた、活躍しているエンジニアの共通点が2つあります。1つは「自分で考えて動けること」。もう1つは、「コミュニケーションがスムーズで、レスが早いこと」です。
それに加えて、ただ作業をこなすだけじゃなくて、「本当に価値があるのか?」「それが誰のためにどう役立つのか?」を考える癖をつけることが大事。それだけで、やるべきことの質がグッと上がります。
最小の労力で最大の成果を出すため、最近はAIを活用して自動化や効率化も進めています。もともと、「どうしたらもっとラクにできるか?」を考えることが好きなこともあり、もっと価値を高める業務に時間を捻出するための動きをどんどん組織に取り入れていくことも、今の僕の大事な役割になっています。
あえて“階段”を選ぶ習慣をつけることが、成長に直結する
駅で階段とエスカレーターが並んでいると、つい楽なエスカレーターを選んでしまいますよね。僕もそうでした。でも最近は、あえて階段を選ぶようにしています。小さな選択の積み重ねが、仕事での成長にもつながると気づいたからです。たとえば、コードレビューで「OK」と思っても、もう一度見直してみる。会議でも「まあいいか」と流す前に「ここだけ確認させて」と声を上げる。エスカレーターのように流れに乗る方が楽ですが、そうした“ひと手間”こそが違いを生むんです。
AIツールの選定でも同じです。「今のやり方で十分」と流すこともできましたが、新しいツールを少しずつ試してはチームに共有してきました。こうした地道な積み重ねが、結果的にチーム全体のAI活用を大きく前進させました。僕の好きな言葉に『Do something you are not ready to do(今の自分にはできないと思うことをやれ)』があります。でも実は、日々の「ちょっと大変だけど、やったほうがいいこと」を選び続けることも、同じくらい大切だと思っています。
成長のチャンスは、あえて選ぶ“階段”の中にある。AI時代だからこそ、この習慣が「昨日の自分を更新する」原動力になると信じています。
ちょっとでもいい。常に「自分史上、最高」を更新し続けよう
これから技術を学ぶ人に伝えたいのは、すごい誰かと比べるより、自分の技術や興味としっかり向き合ってほしいということ。昨日より少しでも前に進めたら、それだけで立派な“更新”です。
僕もまだ道半ばですが、毎日少しずつ「昨日の自分」を更新する努力は続けています。最近は仕事でAIエージェントやMCPといった新しい技術を使い始めて、その可能性にワクワクしています。いつかこういった経験を、自分の言葉でしっかり発信できるようになりたい。それが今の僕の"階段"です。
メンターとして登録はしていますが、実はまだメンタリング経験はありません。だからこそ、一緒に悩み、一緒に成長していける存在でありたいと思っています。完璧な答えはなくても、自分が通ってきた道や、今まさに挑戦していることは共有できる。
あなたが次に目指す「史上最高の自分」は、どんな姿ですか?
「自分史上、最高の自分」を、焦らずゆっくり"更新"していく。その道のりを、一緒に歩んでいけたら嬉しいです。
Jumpeiさん、インタビューありがとうございました。「成長したい。でも、どう動けばいいかわからない」そんな迷いに、そっと背中を押してくれるようなお話でした。まずは、小さな”更新”を積み重ねていく。昨日よりほんの少し前に進むことが、成長する習慣になっていくのかもしれませんね。
もし迷ったときは、Jumpeiさんに相談してみてください。自分の歩幅で一歩を踏み出すヒントを、きっとそっと差し出してくれるはずです。
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