「おもしろい」だけじゃ続かなかった。元ゲームエンジニアKeiさんが選んだ、“意義あるキャリア“という道

2025.06.09読了目安: 6
メンターインタビュー
「おもしろい」だけじゃ続かなかった。元ゲームエンジニアKeiさんが選んだ、“意義あるキャリア“という道

今回インタビューするのは、ゲーム開発からキャリアをスタートし、いまはCG業界で活躍するKeiさん。ゲーム開発を夢見て飛び込んだはずなのに、おもしろいだけじゃ、仕事にならない壁に直面した新人時代。自分らしいキャリアの軸を見つけるまでに、どんな出会いがあって、どんな価値観の変化があったのか。Keiさんの歩みを伺います!

「面白い」だけでは届かない。プロの現場で知ったリアル

学生時代は、作りたいものを自由に作れる環境でした。課題も自分の好きなジャンルで挑戦できたし、チーム開発も気の合う友達と進め、面白いかどうかだけに集中できたんです。就職先も迷わずゲーム業界。

でも、いざプロの現場に入ってみると、「おもしろい=売れる」わけじゃないことを痛感しました。いくらおもしろくても、ビジネスとして成立しなければ企画は通らないし、チームには様々な立場の人がいて、自分一人の意見で物事が動くわけではない。憧れの仕事に就けたはずなのに、実際に現場に入ってみると、想像以上に厳しい現実が待っていました。「これがプロになるってことか」と、いろいろ考えさせられました。

やりたいことを全部やる。エネルギーが有り余っていた新卒時代

そんな現実に直面しながらも、「もっと何かやりたい」という気持ちが強かった。特に新卒の頃は、本当にがむしゃらでしたね。空き時間はひたすらインプットにあてて、オンボーディングも全力。社内でゲームジャムを企画したり、別部署の人と部活動をしたり、ビジネスコンテストに出してみたり…。

そんな頃、社内でUnityを使うプロジェクトが増えてきて、「デザイナーがUnityも使えた方がいいよね」という話が上がり、独学は大変だから勉強会を開いてみようと。気づけば社内のデザイナー50人以上にUnityを教えていました。Unity勉強会が評価されたときは、組織の成長を支えている実感が湧いてうれしかった。

振り返ってみると、こういう様々な活動を通して、「ありがとう」と言ってもらえることが自分の原動力だと気づいたんです。

“楽しい”の原点は、「人に喜ばれた」という実感

ゲームをつくるのも好き。だけどそれ以上に、人に喜ばれることが嬉しかったんです。評価されるのはもちろんだけど、「Keiさんのおかげで助かりました」と言ってもらえる瞬間に、自分の価値を感じられる。

いろんなことをやって、自分の強みも見えてきて。自分の行動が誰かに影響を与え、ポジティブな反応として返ってくることにやりがいを感じるし、楽しくて仕方がない。いい意味で、ゲーム業界へのこだわりが薄くなっていき、自分の価値観を大切に、力を発揮できる場所を探してみようと思いました。

業界を越えて活きる場所へ。CG業界で見つけた“自分の意義”

そうして一歩踏み出し、今はCG業界に身を置いています。実はこの業界、エンジニアがすごく少ないんですよね。技術とCG、両方に詳しい人はかなりレアで、社内でもクライアントからも重宝されます。

そんな環境の中で、自分に求められていることと、「楽しい」と感じることがぴったり重なっている。それが今、この業界に感じている“自分の存在意義”なんです。

初めは業界にこだわらず「面白そう」「自分が貢献できそう」と思った場所に飛び込んでみたけれど、結果的にそこが一番しっくりきた。だからこそ、業界や職種よりも「自分がどこで活きるか」を軸に考えてみるのがいいと思います。やるべきことが見えていれば、あとはやるだけ。今はそんなふうに、シンプルに考えています。

10年後なんて見えない。でも“動いたからこそ”わかったこと

学生のころはゲーム開発しか見えてなくて、正直、10年後の自分なんてまったく想像できませんでした。だからこそ、若いうちは深く悩みすぎず、まずは動いてみるのが大切だと思います。

実際に働きながら、少しずつ「モチベーションを軸にキャリアを選ぶ」ことの大切さに気づいていきました。たとえば僕の場合、最初は「ゲームが好き」という理由でプログラミングに興味を持ちました。でも、仕事を通して「チームや業界にポジティブな影響を与えること」が自分にとって大きなやりがいなんだとわかってきて。

キャリアの軸って、経験とともに少しずつ変わっていくものなんですよね。だから、いきなり完璧を目指さず、そのときのベストを選び続けること。迷ったときには、信頼できる人に相談できる環境を持っておくこと。それが、自分らしいキャリアにつながるんじゃないかなと思います。

遠慮なんていらない、TechTrainメンターは頼ってなんぼ

TechTrainのメンターは、技術的に優れているだけでなく、人として魅力的な人が多いんです。だから、遠慮せず頼っていいと思います。「ちょっと、わからなくて…」と聞くと、「しょうがないな〜」と親身になってくれると思います。頼られるのが嫌なメンターはいませんから。

ここで大切なのは誠実さ。たとえばエラーが出たとき、メンターは時間をかけて具体的にアドバイスしてくれます。それを理解せず、我流で進めて同じミスを繰り返すのは、メンターの誠意を無駄にすることになります。逆に、真剣に学びたい姿勢が伝われば、メンターもより「この人のためにもっと応えてあげたい」と思ってくれるはず。

悩んだとき、自分ひとりで抱え込まず、気軽に声をかけてください。僕たちメンターは、技術だけじゃなく、気持ちの面でも支えになりたいと思っています。


インタビューありがとうございました!

学生時代の情熱と、プロの現場で感じたリアル。その中で見えてきた働き続けられる環境の選び方は、これからキャリアを築いていく人にとって、大きなヒントになったのではないでしょうか。

Keiさんが現在取り組んでいる、CG映像業界での挑戦や課題へのアプローチについては、CGWORLDの連載でも詳しく紹介されています。より専門的な視点から、テクニカル系スタッフとしてのやりがいや工夫、未来への展望が語られていますので、ぜひこちらもご覧ください!

CG映像業界のテクニカル系の仕事を探る 第8回・前編:CafeGroupのテクニカル系スタッフの仕事
CG映像業界のテクニカル系の仕事を探る 第8回・後編:CafeGroup テクノロジー・イノベーション部門の取り組みと、今後の展望

Keiさんのように、“自分らしいキャリア”は動く中で見えてくるのかもしれません。まずは一歩をTechTrainで踏み出してみませんか?

TechTrainでは、今回インタビューに答えていただいたKeiさんをはじめとして、150名以上のメンターから無料で1on1メンタリングが受けられます。

サイドメニューの「面談予約」から、ぜひメンタリングの予約をしてみてください!

TechTrain転職相談

この記事に登場するメンター