Fluttercon EUに登壇するちゅーやんさん直前インタビュー──アニメーションを通じて伝えたい「楽しい開発体験」

2025.08.29読了目安: 9
メンターインタビュー
Fluttercon EUに登壇するちゅーやんさん直前インタビュー──アニメーションを通じて伝えたい「楽しい開発体験」

世界各地で開催され、Flutter開発者が集まるカンファレンス Fluttercon今回は、今年9月、ベルリンで開催されるFluttercon EUに日本から登壇するちゅーやんさんに参加直前インタビューを実施しました。Flutterconは、公式でも”The premier Flutter developer event”と紹介されている、Flutterに特化した世界的なカンファレンスです。

普段、フリーランスとして働く中で自作した「Flutterのアニメーション」のパッケージを引っ提げ登壇するちゅーやんさん。セッションで描画の仕組みとあわせて「楽しい体験」を届けたいという想いを、出発前にお届けします!

本記事では、インタビュー内容を4つの切り口でお伝えしていきます。

  • 海外カンファレンスに挑戦した理由
  • 今回のセッション内容とオリジナリティ
  • 技術的な見どころ
  • 海外登壇に込める思い

海外カンファレンスに挑むきっかけと1年半の闘い

もともと、FlutterKaigiなど日本で行われているカンファレンスで何度か登壇していました。発表を繰り返していくと次第に「海外のカンファレンスでも発表できたらいいな」と思うようになりました。そんな中で、海外の案件にも関わってみたいという気持ちもあり、海外でも今まで国内でやってきたように発信をして「こういう活動をしている人なんだ」と知ってもらえる機会を増やしてみようと思ったことが、世界規模のカンファレンスへの登壇を目指すきっかけでした。

そんな風に海外登壇をしてみたいと思い立ってから、1年半ほどずっと海外の色々なカンファレンスにプロポーザルを出し続けました。結果は、全落ち。そして、1年半越しに念願叶って、Fluttercon EUに採択され、ようやく初の海外登壇が実現しました。しかも、このFluttercon EUは特に参加してみたかったイベントだったので、登壇がとても楽しみです。

セッションのテーマはオリジナリティが重要

発表するのは Flutterのアニメーション についてです。自分が作ったアニメーション用のパッケージ「animated_to」の紹介と、それに絡めたFlutterの描画の仕組みを解説する予定です。

このテーマを選んだ理由は、自分にしかできないオリジナリティのある話ができるからです。海外のカンファレンスでは、GoogleのFlutter自体の開発者や有名なパッケージ開発者といった“中の人”が直接登壇します。そういう場で、国内で自分が話しているようなFlutter フレームワークやパッケージの仕組みの話をしても「それは本人が話すよね」となってしまいます。なので、自分にしか話せないテーマを選ぶことにしたんです。自作パッケージを題材にすることでオリジナリティを出しつつ、そこからFlutterの理解を深めてもらえる。そんなセッションを目指しています。

今回のセッションで伝えたい「Flutterでの楽しい体験」

Flutterのアニメーションは、動画やデモを見せるととても盛り上がるんです。Xに投稿しても反応が段違いで。だからこそセッションでも「難しい理屈より楽しい体験」を大事にしたい。「Flutterでこんなに滑らかなアニメーションが作れるんだ!」と驚いてもらえたら嬉しいですね。

そして、それをぜひ「animated_to」で体感してみてね、と思っています。ありがたいことに「animated_to」は、DartPadに採用されているので、発表では「このURLを開けばすぐ試せます」と、その場で動かせる体験を届けられると思います。

そしてセッションの後半は、より深いFlutterのアニメーションの仕組みの話をするので、それも活用して今後の開発にもつながるワクワクを感じてもらえたらいいなと思っています。

海外登壇にチャレンジして、視野を広げてみてほしい

海外に出ることで得られる刺激はとても大きいと思っています。現地ではセッション以外にも交流の場があるので、開発者同士で直接話すのが今から楽しみです。

そしてもうひとつ、今回の挑戦を通じて、個人的に感じたのは「日本語だけで発信を閉じてしまうのはもったいない」ということです。日本にはQiitaやZennのような、日本語だけで知識をシェアできる環境があります。それは大きな強みだけど、海外に挑戦するきっかけを持ちにくい面もあると思います。

実際にプロポーザルを出すだけでも学びがありますし、通ればさらに新しい経験が広がります。だからぜひ、日本のFlutterエンジニアにもチャレンジしてもらって、「日本でもFlutterがこんなに盛り上がってるよ!」ということを世界へ発信していきたいと思っています。GoogleがDashくん人形を日本の Flutter イベントにもっとたくさん送ってきてくれるように(笑)一緒にFlutter界隈を盛り上げましょう!

Dashくんとは?

もちろん、国内で海外向けの発信ができるイベントもありますので、そちらから挑戦してみるのも良いかもしれません。

FlutterNinjas2025のちゅーやんさん登壇アーカイブ

動画の発表で利用した登壇資料

画像をクリックすると資料へ遷移します


念願の海外カンファレンス登壇に挑むチャンスを掴んだChujoさんの言葉からは、
「自分にしかできない発表を届けたい」という強い意志と、
「日本の技術力を海外にも発信していきたい」というメッセージが伝わってきました。

TechTrainメディアでは、ちゅーやんさんにFlutter EU参加後の後日レポートもインタビュー予定です。その公開も楽しみにお待ちくださいね!

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