キャリア迷子?“今ある経験”を武器に。Kodaniさんに学ぶ自分だけの強みのつくり方

2025.07.25読了目安: 6
メンターインタビュー
キャリア迷子?“今ある経験”を武器に。Kodaniさんに学ぶ自分だけの強みのつくり方

「自分の強みってなんだろう?」そんなふうに感じたこと、ありませんか?

エンジニア人生13年のうち、SESとして10年過ごしてきたKodaniさん。多様な現場で経験を積む一方で、「自分の強みとは何か?」を模索してました。今回のインタビューでは、悩みながらもキャリアを歩み、現在は複数のプロジェクトのリーダーとして活躍しているKodaniさんの経験から「自分らしい武器を見つけていくヒント」を探っていきます!

迷いながらも、目の前の役割に向き合い続けた10年間が作ったキャリア

エンジニア歴13年のうちおよそ10年をSESとして過ごしてきました。SESの最大の魅力は、さまざまな技術や業界に触れ、幅広い知識と対応力を培えること。そんな環境で業界・業種・技術を超えて様々な現場に飛び込み、与えられた仕事を全力でこなしてきました。でも正直、「このままでいいのかな」と迷う瞬間は何度もあったんです。その理由は、特定の尖った得意分野がない、ということ。あのときはただ目の前のことに必死でした。でも、振り返るとそれが今の自分を支えている実感があります

キャリアは、思い通りにいくことばかりじゃありません。そんな時こそ「なんでも前向きに取り組む」姿勢がいつしか自分の武器になるかもしれません。まずは、目の前のことに前向きに取り組むこと。偶然の出会いや想定外の経験が、新しい好奇心や興味が生まれるなんてことも。むしろ、そうやって広がってきたのが、僕のこれまでのキャリアでした。

「広く浅く」だからこそ感じた後悔と、経験を活かすキャリアの選択肢

SESとして最初の5年間、ずっと金融機関向けの案件を担当していました。扱う技術はメインフレームに関するもので、所謂オープン系のシステム開発で触れるインターネット上でも広く認知されている技術要素と比較して特殊なものでしたが、金融機関向けということもあり、品質に対する考え方、例えば、テストやレビューなどはここでしっかり身につきました。その他にもドキュメント作成やプロジェクトの進め方など、エンジニアとしての基礎を徹底的に鍛えられました。この経験は、今にも繋がっていますが、もう少し早くオープンな技術を使用した開発環境での開発へチャレンジしても良かったなという後悔もちょっとだけあります。

次の転職をするタイミングで、かねてから興味のあったweb系でオープンな技術をメインに扱うSESへ転職しました。この時は、まだ経験のなかった技術を扱う案件も多く、とにかく目の前の仕事を全力でこなすことに一生懸命でした。広く様々な現場で技術を磨くことができた一方で、プロジェクトの切替時の面談で「これが得意」と胸を張って言えるものがなかなか見つからず、自分よりも特定の技術に詳しい人がアサインされることも次第に増えていきました。特定の技術を尖らせることも考えましたが、「今すでに尖ってる人と比べてさらに尖らせるのは難しい」と感じたこともあり、まだ経験したことのないマネジメントに挑戦することを決めました。

幅広く経験することで見えてくる「好き」や「強み」はありますが、それを育てる意識を持てていたら、もっと早く選択肢を広げられたかもしれません。もし、あなたが得意分野が欲しいと思うなら、早めに「軸」を意識してみてください。

尖ってなくても大丈夫。自分にとってベストな戦い方をみつける方法

2回目の転職を考え始めたとき、選択肢は2つありました。先に話していたマネジメントとITコンサルです。どちらも今までの幅広い経験が活かせる可能性があると考えていたのですが、縁があってマネジメントの道を進むことになりました。

今はレンサという会社で、自社サービスの開発や社外の開発プロジェクトをラボ型開発として対応していて、今までのように幅広い業務をさせてもらっています。チームをリードすることやPMとしての役割がインの業務です。なので、開発において自分自身がメインで手を動かすことは少なく、最初は慣れないことも多々ありました。最近は、慣れてきたこともあり、複数のプロジェクトに並行して関わることも増えて、大変ですがやりがいを感じています。

1つのチームでのマネジメントではなく、複数の案件でプロジェクトを管理するポジションなので、今まで様々なプロジェクト・開発で開発してきた経験で培ってきた、柔軟性・適応力・全体把握力が活きています。これは、そんな自分だからこそ選ぶことができた、新しい“戦い方”だと実感していますし、自分の経験が強みとして活きる道を選ぶことができたと思っています。

尖っていなくても、広く経験してきたことを活かせる場面は必ずあります。大事なのは、「自分の経験が活きる場面ってどんな環境だろう?」と問い直してみることかもしれません。

どんな道を歩んでも手に入る。武器は使い方を考えることが大事

キャリアを考えるとき、まず意識したいのは「自分がどんなエンジニアになりたいか」ということです。技術を極めたいのか、幅広く活躍したいのか。目指す姿が少しでも見えると、選択肢や行動も定まりやすくなります。

極めたい技術があるなら、周囲にアピールしてみてください。「この技術を伸ばしたい」「これを極めたい」と言葉にすることで、チャンスが回ってきやすくなります。たとえばQiitaやZennで発信したり、技術イベントに参加してみたり。実際マネジメントをしていると、声に出しているメンバーの方を、自然と応援したくなるんですよね。

まだ極めたいものがない人も安心してください。いろんな技術や開発環境に向き合いながら、「自分はどんなときにやりがいを感じるか」を探っていくと良いです。好きや得意は、あとから見つけて育てていくこともできます。幅広い経験そのものを“武器”にしてチャレンジしていくことも、立派な選択肢です。

キャリアには正解はありません。自分の変化を見つめながら今あるスキルをどんな武器にできるか?という視点で経験を積んでいきましょう。


「このままでいいのかな」「強みはなんだろう?」と感じることは、きっと誰にでもあると思います。Kodaniさんも、そんな迷いの中で少しずつ自分の道を見つけてきました。

すぐに答えが出なくても、自分なりに積み重ねていくことが、あとから意味を持つこともあります。無理せず、自分のペースで進んでいけたらいいですね。もし迷ったら、誰かに相談するのもいい選択です。

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