「Vue Fes Japan?Vueは使っていないから、関係ないかな」
そう思っているフロントエンドエンジニアもいらっしゃるのではないでしょうか。
Vue Fes Japanは昨年リブランディングを実施し、国際的なカンファレンスやJavaScript全域への展開等、さらに領域を拡大する形となりました。その背景には、参加者の増加や多様化だけでなく、Vue.jsの作者Evan You氏がViteを皮切りにVoidZeroを立ち上げ、JavaScriptエコシステムにさらなる変革をもたらそうとしていることも大きく影響しています。

大きく舵を切ってから2度目の開催となる今年。ここまでの想いや、今後のVue Fes Japanへの期待を主催のkazuponさんと沖良矢さんに伺いました。その想いに触れ、「Vue Fes Japan 行かないと!」と感じてもらえるはずです。

Vue Fes Japan について
Vue.js 日本ユーザーグループが主催する、日本最大級のフロントエンドカンファレンスです。2025年には参加者832名・協賛企業57社を集め、JavaScript エコシステムに関するセッション、パネルディスカッション、レベル別ハンズオンなど多彩なコンテンツを通じて、フロントエンド領域の最前線で活躍するエンジニアたちが出会う年に一度の祭典として毎年開催されています。
Vue Fes JapanはVue単体の知見共有の場ではなくなっている。8年間積み上げてきたものと、訪れた転換点。
Vue Fes Japanが始まったのは2018年。JavaScriptのフレームワーク・Vue.jsを使うエンジニアたちが集まり、一緒に盛り上がれる場をつくりたい。そんな思いからスタートしたカンファレンスが、コロナ禍での中断を経ながらも続き、今年で9年目を迎えます。

もちろん、当初は「Vue」がメインのカンファレンスでした。
しかし、2024年ごろからだんだんと、Vueフレームワーク単体の話だけでなく、JavaScript全体のエコシステムの話、プロダクト開発の話へと広げていく方針へシフトしていきました。現在は、JavaScriptを使っている人、TypeScriptを使っている人、フロントエンドの開発をしている人であれば、かなり有益なセッションや内容が揃っています。普段Vueを使っていないけれど、フロントエンドをやっているという人たちに、Vue Fes Japanがどんなカンファレンスか、どんなセッションがあるかを知ってもらいたい。Vue Fes Japanとして、ウェブサイトにその想いを綴っています。

ただ、そもそもVue Fes Japanを調べない限り、そのページにはたどり着かないというもどかしさがありました。これを機に、1人でも多くのフロントエンドに関わるエンジニアに、Vue Fes Japanを知ってもらえたらと思います。
より開かれた場所へ。Vueコミュニティに根付く「使ってくれる人」へのホスピタリティ。
実は、Vueに閉じず、フロントエンドに対し広く関わる姿勢というのは唐突なものではありませんでした。その背景には、Vueコミュニティが従来より大切にしてきた思想が関係しています。
コミュニティの本質は、開発者のためのエコシステムをよくしたい気持ち。自分たちが使うVueだけじゃなく、JavaScriptで開発するすべての人の環境をより良くすることに向き合うというスタンスを持っています。Vueコミュニティ全体として、そのような気質があると感じています。
Viteはその経緯をよく表しています。VueのエコシステムとしてEvan氏が生み出したこのビルドツールは、もともと自分たちのために使い始めたものでした。やがてReactをはじめとした多くのフレームワークでも使われるようになっていく中で、「せっかく他のコミュニティでも使ってもらえるなら、誰にとっても使いやすくしたい」という気持ちに。自分たちのためだけでなく、使ってくれる人すべてに向けてよくしていこうとする。そして、自然とJavaScript全体に広がっていったという経緯があります。
Viteがたどった道は、Vueコミュニティ思想が反映された結果だったのかもしれません。
Vueだけのコミュニティを保ちたい気持ちがゼロかと言われると、そんなことはない。けれども...
ただ正直に言うと、葛藤がないと言えば嘘になります。

やはり、8年間、Vueを中心に積み上げてきたコミュニティだということもありますし、Vueを冠につけている以上、Vue単体のコミュニティとしてやっていきたいという思いもあります。
でも、昨今の状況を考えると、もうその必然性はないのかなと感じるようになりました。やはり、Viteをはじめ、Evan氏がJavaScript 全体で使えるツールを提供し続けている姿勢はVueコミュニティそのもののスタンスと一致しているように思います。
改めて、「閉じてやる必要がなくなってきた」という気づきは、自分たち、Vueコミュニティの思想に正直に向き合った先に自然と出てきたものです。少なくともメインメンバーとしては、その気づきが近年のVue Fes Japanの設計につながっていると実感しています。
Vue Fes Japanが、フロントエンドのエコシステムのハブになれたら。
今年のVue Fes Japanでも、Vueに特化しない2つのパネルディスカッションが設けられています。昨年は、React/Vue.js/Svelteという形で、Evan氏、Dan氏、dominikg氏をお招きし、フロントエンドの未来についてのパネルディスカッションを実施しました。今年のゲストは、サーバーサイドフレームワーク、JavaScriptのランタイムエンジンをテーマに、それぞれの分野で有名なエンジニアたちをゲストとしてお迎えする予定です。
JavaScriptの細分化したコミュニティは多数ありますが、Vue Fes Japanがそのハブのようなカンファレンスになれれば、Vueコミュニティとして非常に嬉しく思います。
Vue Fes Japanには、2018年から続いてきた規模や歴史があります。だからこそ、ハブになれる可能性がある。Vueの内側から始まった思いが、JavaScriptで開発するすべての人が集まれる場所へ。ここに集まった色々なバックグラウンドを持つエンジニアが、ワイワイ楽しめるカンファレンスへと、さらに進化していけたら嬉しいです。
実際に、Vue Fes Japan2025に参加した ReactコミュニティDaishi Katoさんからみた“Vue Fes Japan”とは。
昨年足を運んだ、Reactライブラリの作者・メンテナーであるDaishi(@dai_shi) さんから、Vue Fesについてを皆様へお届け。ここまで読んできて、今年参加を検討してくれた方の背中を押せたらと思います。
―昨年 Vue Fes Japan に参加してみての、率直な感想をお願いします。
「国内の大規模カンファレンスに参加する機会が少なかったので、新鮮でした。印象に残ったのは、海外スピーカーを招聘してのトークがかなりの数あること。国際カンファレンスの雰囲気がありいい傾向だなと感じました。」
― Daishiさんは今年「React Conf Japan」の立ち上げに携わっています。その背景に、Vue Fes Japan からのささやかな影響があったとお伺いしてます。
「それがきっかけというわけではありませんが、開催のイメージがより鮮明になりました。個人的に、国際カンファレンスは英語でやるべきだと思っていたのですが、Vue Fes Japan に参加してみて、通訳ツールが現実解になるという実感を得られました。」
― 今後の Vue Fes Japan に期待することがあれば教えてください。
「正直に言うと、『Vue』という名前からは、自分の専門領域から外れていると感じる部分があるんです。私自身は普段 Vue を触らないので、自分ごととしてイベントの内容を捉えにくいです。」
「ただ、トークの中に Vite のようなトピックが入っているので、Vue Fes Japan はもちろん自分にも関連しています。Vite は今や多くのフレームワークの共通基盤ですし。コミュニティやイベントの名前を変えるのは容易ではないでしょうが、うまく方向性を示すことができれば React ユーザーにもアピールできると思います。」
みなさま、いかがでしたか?
Vue Fes Japanは、Vueユーザーのためだけのカンファレンスではなくなっています。ぜひ今年、自分の目でその場を確かめてみてください。
Vue Fes Japan 2026詳細
“会社のメンバーと一緒に参加してみませんか?”
現在、スポンサーも、募集中です!
▼ スポンサー詳細は、以下リンクからチェックください。











