関数型まつり2026、座長とスポンサーに聞いたリアル。「また来年も」があふれた2日間。

2026.08.21読了目安: 11
エンジニアインタビュー
関数型まつり2026、座長とスポンサーに聞いたリアル。「また来年も」があふれた2日間。

2026年7月11日、12日の2日間、中野セントラルパーク カンファレンスで「関数型まつり2026」が開催されました。集まったのは、なんと400名を超える参加者のみなさん!

無事カンファレンス運営を終えた座長チームのshomatanさんに、今回のカンファレンスの振り返りをしました。こちらの記事では、会場でお伺いしたスポンサー様からの生の声とあわせて、今年の関数型まつりの熱量を、皆様にお届けできたらと思います。

座長チームの5人

400人の参加者と、増え続ける個人スポンサーという応援団。

無事に2日間を終えられて、まずはほっとしています。今年は、継続的に開催可能なコミュニティの場として育てていくための判断として、チケット価格の改定を行っての開催でした(改定の経緯は公式ブログでも綴られています)。それでも、結果的には400名を超える方に参加いただくことができました。

何より嬉しかったのは、個人スポンサーである「応援団」のみなさんの存在です。当日はもちろん、そのあとも、この場に共感して協賛してくださる方がたくさんいて、本当にありがたかったですね。この応援団の存在の大きさは、数字にも表れています。全体の協賛金額のうち応援団の割合は、昨年の2.18%から、4.53%まで、約2倍にも増えました!

実際、カンファレンスの中でも「この場を作ってくれてありがとう」「来年も続けてほしい」という声を、本当にたくさんいただきました。主催者としてその声を生で聞けたことに、本当にやりがいを感じています。

これからもこの熱量を保ちながらより良いコミュニティを作っていけるように、期間中に限らず、通年で応援団からの協賛を受け付ける予定です。この場に共感してくださる方が、少しずつでも増えていったら嬉しいと思います。

採用の場から、知を分かち合う場へ。

一方で、企業スポンサー集めについては、正直なところ去年より厳しさを感じた部分もありました。長くご支援いただいていた企業さんの中にも、今回は難しいというお声をいただいたりしました。その一方で、今回新たにスポンサーとして関わってくださった企業もありました。顔ぶれは変わっても、この場に価値を感じてくれる企業は確かにいると感じられた2日間でもありました。

この流れを踏まえて、今後、関数型まつりを続けていく上で大事にしたいのは、スポンサーにとってこの場が「採用の場」であるだけでなく、理論的な話も実務の話も分け隔てなく持ち寄れる、業界全体の知見を分かち合うコミュニティとしての価値を感じてもらうことです。

そうした熱量を伝えていくことで、その視点に共感して協賛してくださる企業さんが、少しずつでも増えていったら嬉しいなと思います。もちろん、協賛=採用の場という長年の概念は簡単に変えられることではないと思いますが、技術交流による業界の発展という視点を、関数型まつりを通して広く伝えていけたらと思っています。

ブースのあったホワイエの様子

関数型まつりの場を盛り上げたスポンサーの声

会場では、ブースを構えるスポンサーのうち2社にもお話を伺うことができました。現地で実際にスポンサーをしていた皆様の生の声をお届けします。

株式会社FOLIO「関数型まつりは、理論と実務が融合する場。」

公式サイト

“FOLIOでは、Scalaを主力言語にしています。高い堅牢性が求められる金融系のサービスなので、ライブラリの利便性やJVMでの動作、そして何より型安全性が確保できる点が、Scalaを採用している理由です。優秀なエンジニアの採用や母集団形成に力を入れたいと思っていました。そこで、去年参加した関数型まつりのエンジニアの質の高さや熱量を実感したことが、継続的に関わっていきたいと思ったきっかけです。

関数型まつりは、理論的な話だけでなく、実際につくってみたという実践的な知見が混在しているところがいいと思っています。AI技術との親和性など、技術的な視野の広さも魅力です。今後も、理論と実務、両方の話が聞ける場であってほしいですね。関数型という枠組みに固執せず、多様な技術的な考え方を柔軟に吸収して交流できるカンファレンスとして育っていってほしいと思っています。そうした技術的な視野の広さに興味を持ってくれる方とは、ぜひ一緒に働きたいなと思います。”

当日登壇したセッションの内容も要チェックです!

Sotas株式会社「AIコーディング時代に向けた関数型まつりへの期待。」

公式サイト

“SotasはシリーズAのスタートアップです。今回はまず「社名」と「事業内容」を、多くのエンジニアの方に知ってもらい、採用につなげたいと思ってブース出展を決めました。実は、私自身、10年以上前からScalaコミュニティに関わっていて、このイベントの質や熱量を理解していたことも、協賛を決めた理由のひとつになっています。実際に参加してみて、当日スタッフの数の多さや参加者の熱量から、関数型のコミュニティの注目度の高さを感じました。

AIがより浸透していくと、特定のプログラミングパラダイムだけに固執して開発する、ということは減り、AIコーディングツールとの付き合い方がより重要になっていくのではないかなと感じています。

そんな中で、関数型言語に対しては、仕様に曖昧さが少なくブレがない分、使いこなせたら非常に高い生産性を発揮できるポテンシャルがあるなという期待をしています。だからこそ、関数型まつりでは、「AIコーディング時代における関数型言語のあり方」を、これからの大きなテーマとして取り上げてもらえたら嬉しいです。”

現地でブースやコーヒーのスポンサーをされていた他2社の企業様のご紹介です。

Jane Street:ほぼすべてをOCamlで書く、関数型のヘビーユーザー。

公式サイト

米国発のグローバル自己勘定トレーディングファーム、Jane Street。少数精鋭の技術チームの生産性を最大化するため、取引システムから社内ツール、研究コードまで、ほぼすべてをOCamlで書いているという、関数型プログラミングのヘビーユーザー企業。

当日はたくさんの参加者の皆さんと交流されていました!

ワンダーソフト株式会社:2年連続の協賛と、コーヒーの香り。

公式サイト

東京・銀座を拠点とする小規模なクリエイティブカンパニー、ワンダーソフト。Scala 3 やhttp4s、Cats Effectを軸にした関数型バックエンド開発を得意としながら、自家焙煎コーヒーブランド「WonderSoft Coffee」も運営しています。関数型まつりへの協賛は2025年から2年連続。

美味しいアイスコーヒーとメロンソーダで彩りを添えていらっしゃいました!

見えないところで支えてくれた、すべての人へ。

そして、コアスタッフや当日スタッフのみなさんは、完全ボランティアとして関わってくれています。音響に詳しい方が当日の音響周りを担ってくれたり、スポンサー集めを手伝ってくれたり。それぞれの強みを、発揮してくれました。本当に感謝しかないですね。

また来年、ここで。

来年もこの場を続けていきたいという気持ちは、座長みんな持っています。関数型プログラミングという共通の技術を軸に、これだけの熱量を持った人たちが集まる場所は、そう多くありません。この景色を、来年もまた見られたらと思っています。


いかがでしたか?今回、当日はブースで各社の想いを、後日はあらためて座長チームのShomatanさんに、現場で感じたリアルな声をお聞きしました。当日は400名を超える方が集まったということだけでなく、応援団という形でこの場を支えたいという声が集まったこと。その事実こそが、関数型まつりというコミュニティの熱量を何より物語っているように感じました。

私も、実際に参加してみて、来年もまたこの場所で関数型コミュニティの熱に触れたいと心から思うくらい素敵なコミュニティだと思っています!

来年の関数型まつりの情報も、楽しみにしていてくださいね。

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