VRエンジニアからWebエンジニアへ。知見を共有し合う環境を活かすMasakiさんならではの勉強法を公開

2025.04.23読了目安: 7
メンターインタビュー
VRエンジニアからWebエンジニアへ。知見を共有し合う環境を活かすMasakiさんならではの勉強法を公開

今回は、VRエンジニアからWebエンジニアへ業界チェンジしたMasakiさんのインタビュー。Web業界へ足を踏み入れた背景や、新しい技術を学ぶ苦労・挑戦などを詳しく伺っていきます。

ご経歴を教えてください

もともと文系だった私がVRに出会ったのは、大学で映像学部に入学したことがきっかけでした。と言っても、最初からVRに興味があったわけではなく、法学部や文学部などの一般的な文系学部に興味が持てず、大好きな映画を撮ることで学士がもらえるという点がとても魅力的だったということで選んだのですが...。入学後はしばらく映画を撮っていたのですが、3年生の時に受講したVRの授業がとても面白く、VRの研究室に入ることを決めました。その研究内容が、フランスの「Laval Virtual」というVR/AR/XRをテーマとした国際的フェスティバルに採択され、そこでVR産業の大きさを肌で感じ、全世界で爆発する可能性のある産業だ!と確信したことで、卒業後VRの道に進むことになります。新卒で入社した会社は、リアルタイム3Dソフトを開発する会社。ここでVRエンジニアのスタートを切りました。在籍した7年間で多くのVRプロジェクトを経験することができた一方で、同時に不安も募っていきました。VR業界は、自社の技術を外に出さない文化が根強く閉鎖的な部分があり、この会社でしか活躍できない人材になっていないか?と感じるようになっていったのです。次第に、もっとオープンな業界で働きたいと思うようになり、勉強会やカンファレンスなど知見を広く共有し合う文化を持つWeb業界へ転向することを決めました。余談ですが、当時宮崎に配属され、初めて入った居酒屋で仲良くなる人がいるなど人の良さに完全に魅了され、このまま九州で生活していきたいなという強い思いもあり、九州に拠点のあるWeb企業を軸に転職活動を進めました。最終的に、その中でもレベルの高いエンジニアが多く在籍している株式会社Fusicに入社。主力事業であるAWS構築、コンサルティング案件に携わり、3年ほど前から地域通貨アプリ(地域限定クーポン)のプロジェクトマネージャーとして全体を見る仕事をしながら手も動かして開発もしています。

VRエンジニアからWebエンジニアへの転換は、苦労しましたか

プログラミングをするということ自体は同じですが、扱う技術や考え方が全く異なっていたので、ゼロから学び直すことが大変でした。入社して2〜3年は1日6時間ほど勉強をしていました。資格の勉強は明確なゴール(=終わり)がありますし、Web未経験の自分が人一倍やらないと置いていかれてしまう危機感も相まってモチベーションが下がることはありませんでした。AWSの資格を全て取得して改めて感じたのは、知識を体系的に学ぶことで頭の中にマッピングされるので、実務で構築する時の調べ時間が大幅に短縮されるメリットがあるなと。その一方で、資格の勉強だけでは実務ができるようにはならないので、どんな勉強でも同じだと思いますがインプットとアウトプットは並行していくのが大事だなと感じます

Web業界に入ってみて、文化の違いを感じられましたか

憧れていたWeb業界のオープンな文化は、期待通りでした。所属企業を問わず業界全体に開かれたイベントの開催が多くあり、参加すればするほど刺激を受けることができました。特にFusicの特徴でもあるのですが、勉強熱心なエンジニアが集まっていて、一緒にいると自然と勉強会やイベントへ参加する機会に恵まれ、理想の環境に身を置いていることを実感します。参加だけではなく、登壇もしており、今までにAWS関連やPHPのカンファレンス、勉強会などを含めて10回ほど登壇してきました。もともと人前で話すのはかなり苦手でしたが、登壇者としての学びもあり、四半期に一度は登壇しようと考えて頑張っています。

登壇に苦手意識があるのですね!どのように向き合っていますか

準備をしっかりすれば、不安が軽減されることに気づいてきました。目安としては約15時間くらい準備に時間を充てています。最近意識している事は、「この日までにスライドを作ろう」と決めるのではなく、「この日からスライドを作り始めよう」という着手開始の日をスケジュールすること。完成目安日のだいたい2週間前に設定しています。スタート日さえ決めていれば、それから1日1〜2時間ペースで作っていけば確実に作り切ることができるんです。

また、自分の言葉ではなくなってしまう気がするので、当日は原稿を読まないことを意識しています。一度、原稿を一行飛ばしてパニックになってしまった経験があり、今は原稿ではなく伝えたい要所をメモ書きにしておき、その場の言葉で伝えるようにしています。

また、登壇してみて感じた一番のメリットは、主役としてイベントに参加できるということです。聞く側として参加することもメリットがあると思いますが、登壇することで一参加者ではなくそのイベントでちょっと認知度のある人になり、懇親会の場で話しかけてもらえる機会が増えます。また、自分が話しかけたときにも、「あの登壇してた人ですね」とすぐに距離が縮まり、その後も繋がりを継続することができ、参加者として参加している時よりもコミュニケーションを取る機会が増えたと感じます。苦手だった”人前で話す”ことを乗り越え、多くの人との繋がりを通してより深い学びができますし、カンファレンスに参加することが今まで以上に楽しいと感じるようになりました。

今後のビジョンを教えてください

短期的な目標として、現在携わっている地域通貨アプリプロジェクトに注力して、プロジェクトのリーダーとしてエンジニアはもちろん、プロジェクトに関わるメンバーの力を最大限発揮できる環境作りをすることで事業成長に貢献していきたいです。

また、長期的には「自分で仕事を生み出すことができるエンジニア」になりたいと思っています。改めて自分のやりたいことを考えた時に、利益を追求するのではなく、社会問題を解決するようなソーシャルビジネスに興味を持つようになりました。これからの大きな目標を実現するためには、マネタイズする方法や、資金調達の術なども含めビジネス全般の知識も必要になってきます。ありがたいことに、いろんな業界の方と接点を持つ機会が多い環境にいるため、現在の案件はもちろん、Fusicでの仕事をすることでビジネス力をつけるための学びが多いなと感じています。まだ具体的に決めているわけではないですが、長期的にはお金の流れが鈍化している一次産業、特に林業や環境に関する事業で自ら仕事を作り出せる人になれたらと考えています。

ここまで読んでくれた方へ一言

私が転職したときは、TechTrainのような技術を体系的に学べる環境はありませんでしたが、今や教材として学習環境が整備され、しかも年々良くなってきていると感じています。なので、この環境を活かして諦めずに学習を進めてもらいたいなと思います。また、学ぶ上で、質を上げるためには、やっぱり量をこなすことが大前提。多くのコードと接し、たくさんコードを書いていってください。そうすれば、きっと今活躍しているエンジニアを超えていくことができると思います。実際、エンジニアとして働く中で、若い人の方が優秀だなと思うことが多々あります。

また、ぜひ登壇することにもチャレンジして、登壇の楽しさを味わってください。「みんな知っている内容だから、発表する意義がないかも」と思う必要はありません。たとえ知っている内容だとしても、聞き手にとっていい復習する機会になりますし、エンジニアあるあるなどは共感することができるので、わたしは聞いていてとても楽しいです。自分の発表内容にハードルを設ける必要はなく、むしろ発表することに価値があると思います。AWSやバックエンド技術の相談に加え、登壇についての相談も大歓迎です。気軽にお話ししましょう!


インタビューありがとうございました。VRエンジニアからWebエンジニアへの転換に苦労されたMasakiさん。ゼロからの学び直しが大変だったということですが、これから新しい技術を学ぼうとする方にとってどのように向き合っていくべきかヒントがあったのではないでしょうか。

TechTrainでは今回インタビューに答えて頂いたMasakiさんをはじめとして、150名以上のメンターから無料で1on1メンタリングが受けられます。サイドメニューの「面談予約」からぜひメンタリングの予約をしてみてください!

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