• 未経験から壁の連続?!成長し続けるUgoさんの「壁を乗り越える力」

未経験から壁の連続?!成長し続けるUgoさんの「壁を乗り越える力」

2025.02.20読了目安: 8
メンターインタビュー
未経験から壁の連続?!成長し続けるUgoさんの「壁を乗り越える力」

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Ugo

HTML, CSS, JavaScript, PHP, Go, Google Cloud Platform, Docker, React.js, TypeScript, Node.js, GraphQL

今回は、通訳からエンジニアに転換したUgoさんのインタビューです。通訳という職種からプログラミングスクールに通った末にWebの業界に飛び込み経験した「壁」や「苦労」を公開。もちろん、それをどう乗り越えてきたのかについても詳しく聞いていきます!

どのようなきっかけでエンジニアを目指しましたか

私のキャリアは最初からエンジニアとして始まったわけではありません。京都の大学に入学後は外国語学部英米学科で英語やアメリカ・イギリスの文化を学んでいました。当時は、「英語を学べば、世界中の人とコミュニケーションを取ることが出来る!言語の壁がないのは素晴らしい」という思いから、通訳や翻訳の仕事を目指していました。

念願叶って新卒で通訳として就職を果たし、社内のインド人エンジニアと他のメンバーとのコミュニケーションの橋渡しを担うことに。実は、その入社先はゲームのモデリングを開発する会社で、英語ができるだけでは全く通訳ができない事態に。やはり、エンジニア同士の会話を翻訳するには、英語の知識に加えて、Webやアプリケーションの知識が必要不可欠でした。もちろん、勉強の一環としてサイトを作ったりしましたが、少しかじった程度の知識で通訳をするのは無責任だと思ったことがきっかけで、「いっそのこと、しっかり学ぼう」と通訳の仕事を辞め、プログラミングスクールに通うことにしました。これが私のエンジニアキャリアのスタート地点です。

通訳からエンジニアへの職種転換は大変でしたか

まず、スクールを卒業してからエンジニアとして就職するまでに苦労しました。カリキュラムでRuby on Railsを学びましたが、ただ学んだだけでは就職することができず、次のステップとして職業訓練校でJavaを学び、Androidアプリ開発に取り組むことを選択しました。アプリ開発の経験を積むことでようやく名古屋のWeb制作会社に就職を果たすものの、ここでも再び壁にぶつかってしまいました。就職した会社は、目指していたアプリ開発ではなく、HTML、CSS、JavaScriptなどを使ったLP制作やWordPressでのサイト制作がメインだったのです。求められる仕事と自分のやりたい仕事にギャップがある環境を変えようと意を決し、上京してSESに転職。その転職先での初めての案件は客先常駐。プロジェクトの内容は結合テストや管理業務で、開発ではなくエクセルと8時間にらめっこする日もありました。またしても目指す環境とのギャップに苦しみましたが、次の現場で、ようやくLaravelでのバックエンド実装を経験することができ、次第にもっと広くエンジニアリングに挑戦していきたいと思うようになりました。

通訳を目指していた学生時代から「グローバルで働く」というビジョンを持ち続けています。「通訳」と「エンジニア」は、職種は違えどビジョンを達成するための手段として共通している点が多くありました。もちろんゼロベースで経験を積み上げていく大変さはありましたが、目標ドリブンの私にとって、もっと挑戦していきたいと思えたこの開発経験は前向きになれる転換でした。

具体的にどのように挑戦の幅を広げましたか

「グローバルで働く」ためにエンジニアとしてどう経験を積み上げていくと良いか考えた時、さらにスキルアップが出来る環境に身を置きたいと思うようになりました。

その想いから、開発の経験をより積むことができる受託開発の会社に転職し、LaravelをメインにしつつTypeScriptやVue.jsなどを使うプロジェクトに3〜4件携わりました。その時印象に残ったプロジェクトが1つあります。それは、JavaScriptを使ったとあるプロジェクト。メンバーの中でJavaScriptを書けるのは自分しかいない状況だったのです。この時は、期待とプレッシャーを一身に受け、苦労した記憶があります。バックエンドとして入ったにも関わらず、JavaScriptをゴリゴリ書き、しかもその実装はネイティブアプリ、クラウド、バックエンドが全て絡み合う箇所で技術的な難易度が高い部分。加えて納期も日に日に迫ってくる環境もあり、私はオーバーヒート状態でした。大変ではありましたが、振り返ってみれば、切羽詰まった経験を潜り抜けたことで、一歩一歩成長できていると思います。

どうやって壁を乗り越えてきましたか

苦しい時期に、周りの人に恵まれ、相談をできる環境だったのは大きかったと思います。体力的にも精神的にも辛いことは2度や3度ではなく、エンジニアをやめようと思ったこともありました。そんな時に周りに相談できたお陰で、励まされ、支えられ、「将来笑い話にできればいいや」という気持ちで乗り越えることができたと思います。自分の中に「ここで辞めてしまったら自分には何も残らない」みたいな気持ちもあり、ちょっと無理してきた部分もあると思いますが、何度も乗り越えるうちに乗り越えられる壁のレベルが上がっていきました。その結果として、現在はSRE・クラウドサポートを行う会社にフロントエンドエンジニアとして転職し、また一歩目指すビジョンに近づいている実感があります。

エンジニアは、就職してからも途中で挫折する方もいるくらい大変な仕事だと実感する部分も多くあります。でも、一人で乗り越えられないときに相談できる人がいるだけで、余裕が生まれてちょっと楽になれると思うので、私を含むTechTrainのメンターに頼って欲しいと思います

苦労した経験から、学んだことや成長したと感じることはありますか

実感する成長は、やはり技術力です。受託会社に転職するまでは、開発すると言っても管理画面を作るなど一部分だけであったり、作り切ったプロダクトの改修など幅広い技術知識がなくても対応出来る業務ばかりでした。ゼロから作っていく経験を通して、自分の知識が”技術を使える”レベルで止まっていたことに気づきました。要件の棲み分け、クラウドの知識など異なるレイヤーの関与がある業務を通して、総合的な技術力アップにつながったと思います。

また、壁の乗り越え方が上手くなったと思います。忙しくなり目の前の業務に追われると、つい自分を見失ってしまいますし、どんな成長ができているのか認識できず、ただただ苦しいだけになってしまいます。そんな時、私は思考や経験を整理しアウトプットしてすることを大事にしています。例えば、知識や経験をまとめたブログを書いたり、今までの経験・スキルを一覧で見ることができるポートフォリオを2〜3ヶ月の頻度で更新します。こうすることで、大変な仕事があったとしてもアウトプットにして自分の糧にしようという前向きな気持ちになることができますし、今まで何をやってきて、ビジョンに向けて何が足りていないのかを客観的に見直す機会にもなります。もちろん、一人で考えることも大事ですが、いろんな人と話した上で内省すると、より客観性が増すので、アウトプットとセットで人との交流の幅を広げていくことも大切にしていることのひとつです。

これからの挑戦を教えてください

現在は事業会社で、チーム開発やプロジェクト理解・スキルレベルの異なるメンバーがいる環境を前提とした開発・レビュー文化などの今まで経験したことのない開発フローに挑戦しています。今まで経験してきた環境とは考え方や業務フローが異なり、今もなお成長するために挑戦し続けています。そして、将来はいろんな側面を持つ人としてグローバルに働くことを目指しています。そのために、英語、エンジニア、スクラムマスター、TechTrainメンターなど多方面に活動の幅を広げ、しっかりアウトプットして自分というカタチをブランディングしていきたいと考えています。今はまだ0、1、2と積み上げている状態ですが、いつの日かそれが10にも100にもなって活躍できるように、これからもひとつひとつ積み上げていくことを継続していきたいと思います

ここまで読んでくれた方に一言

私は、エンジニアになるまでもなってからも結構苦労をしてきたと思うので、皆さんの苦労や辛さに共感できます。一方で、苦労することでより成長できる事実も人一倍知っていると思います。なので、エンジニアとして成長したいという気持ちを持ち続け、試行錯誤を繰り返していけばきっと成長出来ると思いますが、一人一人考え方も異なればやりたいことも違うので、その人にあったやり方を一緒に考えていきたいですね。私もまだ道半ばの人間なので、皆さんと一緒に成長していきたいと思っています!「こんなこと相談してもいいのかな?」「ちょっと人生に悩んでいて...」という相談も大歓迎です。私の経験がみなさんの成長の後押しになれたらうれしいです。


エンジニアを目指している人、エンジニアとしてのキャリアに迷いがある人、まさに現場で壁にぶつかっている人にもきっと役立つヒントが詰まっている内容でしたね。Ugoさんは、人の気持ちを人一倍理解し、労わり、そっと手を差し伸べてくれるメンター!頑張りたいけど、頑張ることに疲れたときはUgoさんに相談してみてください。きっと一歩を踏み出すきっかけになるでしょう。

TechTrainでは今回インタビューに答えて頂いたUgoさんをはじめとして、150名以上のメンターから無料で1on1メンタリングが受けられます。サイドメニューの「面談予約」からぜひメンタリングの予約をしてみてください!

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