興味が道を切り開く。デザインと開発、両方を武器に走るKanonさんのキャリアパスの考え方

2025.04.11読了目安: 7
メンターインタビュー
興味が道を切り開く。デザインと開発、両方を武器に走るKanonさんのキャリアパスの考え方

今回は、株式会社ゆめみでUX/UIデザイナーとAndroidエンジニア、二つの職種を横断して活躍するKanonさんにインタビューしました。アメリカの美大へ編入という珍しい経験を経て、デザインだけではなくエンジニアリングにも活躍の場を広げ、常に新しい挑戦を続けるKanonさんに、”自分の興味に素直に従って挑戦する”Kanonさんの原動力やキャリアの築き方に迫ります!

デザインとエンジニアリングを両立することになった背景は

デザインでキャリアをスタートし、エンジニアリングも両立する一番のきっかけは、「広くものづくりがしたいし、ゆくゆくはプロダクトを自分で作りたい」という想いです。小さい頃からものづくりが大好きで、絵を描いたり、音楽を作ったり、プログラミングをしたり。ものづくりに関する興味のあるものをちょっとずつ齧って育ってきました。大学受験を迎えたとき、ものづくりができる進路を志望し、理工学部電子情報学科を選択したのですが、想像とは違う環境に、悶々とする日々を過ごしていました。そんな中コロナが訪れ、環境を変えたいと奮起した矢先、友人からアメリカの美大ならチャンスがあると聞き、デザインを本格的に学ぶ環境に飛び込むことになりました。やむを得ない事情があり、卒業まで通うことは叶いませんでしたが、授業の中でデザインに向き合い「なぜこのデザインにしたのか」「なんでこの配色?配置?」などデザインの意図を突き詰めた経験が、デザインを軸にものづくりを仕事にしようと思える自信につながりました。

アメリカに来て最初に撮った外の写真

また、独学でエンジニアリングにも触れていて、デザインもエンジニアリングもどちらも経験したいと伝えて入社したこともあり、入社してから2年半でゆめみ内でデザイン1本から、デザイン兼webフロントエンド、デザイン兼Androidエンジニアというキャリアを歩んできました。

お仕事内容について教えてください

現在は、UI/UXデザインを主軸としながら、Android開発にも携わっています。もともとAndroid自体は未経験だったのですが、ずっとモバイルアプリには挑戦したいと思っており、業務と並行して勉強を始めようと思っていた時、社内のAndroidエンジニアが、Google公式の「Android Developers Courses」を使って基礎を教えてくれると声をかけてくれました。そのおかげもあり、基礎を2ヶ月で吸収し、そのあとも業務と並行しながら独学でブラッシュアップをしてきました。そのことがきっかけで、もともと担当していたフロントエンド開発のプロジェクトからAndroid開発のプロジェクトへ移行し、現在はtoC向けのAndroidアプリのプロジェクトでデザインと開発を両方やっています。今はまだまだ主軸はデザインですが、これからも開発に関する知識も広げながら、事業、エンジニア、デザイナー、プロダクトを使うユーザーそれぞれにとって素敵なプロダクトを導けるようなPdMを目指したいなと思って日々奮闘している最中です。

両立のメリットと苦労を教えてください

メリットは2つで、デザインがベースにあるため、仕様を細かく理解してサービスに一貫性を持たせて開発ができることと、デザイナーとエンジニアのコミュニケーションギャップを埋める役割ができること。例えば、ユーザーが触れた時の画面サイズの動き方をエンジニアは具体的にイメージして作りますが、デザイナーは静止画で把握するために考慮できていないことがあります。双方の認識を確認した上でインタラクションの提案をしたり、UIデザイン知識のないエンジニアがデザインの専門用語の解釈に齟齬があることに気づき修正したこともありました。デザイナーとエンジニアの両方を経験して橋渡しのような役割を果たせて、チームや会社に貢献することができたときは、特にやりがいを感じますね。

ただ、もともとデザイナーからスタートしたので、初めてエンジニアの実務に入った時は周りが当たり前にできることができずに苦労しました。例えば、もともとエンジニアの人であれば、Gitの使い方やプログラムの良し悪し、チーム開発のお作法を知っている状態でしたが、私だけ何も知らない状態だったことは心理的な負担が大きかったなと思います。もし未経験でエンジニアを目指す方は、TechTrainのような学習支援サービスを活用して、エンジニアの基礎を習得してから実務に入ることをおすすめします。私の場合は、幸いなことに、周囲の人が「最初からできる人はいないし」と丁寧に接してくれたことで今までなんとか業務を進められています。

従来の枠組みにとらわれない選択をされていますが、キャリアパスはどのように考えていますか

キャリアの話をすると、良くも悪くも、わたしが何やっていて何がしたいのか疑問を抱かれることがよくあります。デザインとエンジニアリングの2軸を持つ人は社内にもまだあまり多くないので、キャリアについて壁打ちをする時もどっち?となりがちです。会社が用意してくれているキャリアパスに乗れていないと感じる一方で、そんな自分を受け入れてサポートしてくれる環境に感謝しています。自分自身は、今後キャリアを築いていくにあたり、ものづくりに関するできることを広げていきたいというモチベーションがあるので、どちらかに絞る必要がないのではと考えています。今はデザインスキルをベースにしていますが、その場その場で目指す先が変わっていくと思います。より良いものづくりをするために、幅を広げていきたいという自分の気持ちを大切にしながら、エンジニアのスキルを高めていったり、マネジメントの経験を積むことで、ユーザーの気持ちに寄り添ってプロダクトの成長を支えられる人を目指していけたらと思います。

ここまで読んでくれた方に一言

私は、音楽、イラスト、アニメーションなどいろんなことに興味を持ち、広い意味でのものつくりを経験してきましたが、中途半端に終わることが多く、もどかしさや専門性を持つ人を羨ましく思っていました。ただ、その時にうまくいかなくても結果的に後から知識として役立つこともありました。また、たとえ「デザインは向いてないかも」と思ったとしても、インフラやバックエンドなど、別の領域でしっくりくることもあるかもしれません。なので、皆さんも、視界に入った興味をやってみるといいのではと思います!

私も、最終形はまだまだ模索中ですが、今まで経験したことを融合した何かを作れたら最高だな!と、考えて日々色々な経験を積んでいます。困ったり悩んだ時は、いつでも気軽に相談しに来てくださいね!


インタビューありがとうございました。専門性を深めることと、領域を広げることの両方の大切さが伝わってきました。また、Kanonさんの「興味を持ったことは、無駄にならない」というメッセージでは、自分の気持ちに素直に従うことで、遠回りに見える選択だとしても将来のプラスになるのだと励まされますね。技術の質問はもちろん、職種転換や複数技術の習得を目指したいなどキャリアに迷ったときは、Kanonさんに相談してみてください。

TechTrainでは今回インタビューに答えて頂いたKanonさんをはじめとして、150名以上のメンターから無料で1on1メンタリングが受けられます。サイドメニューの「面談予約」からぜひメンタリングの予約をしてみてください!

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